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01普段の業務
— 最適なプラスチック素材を追い求めて、試作と研究の日々
私は開発職として、プラスチック製品の試作や新素材の研究を担当しています。特に、顧客が求める性能を確認し、試作機を使用し試作材の作製を行い、その結果をもとに改善を繰り返すことが主な業務です。
さらに、最近では業務効率化のためのシステム開発にも携わっています。現場の視点を活かして、生産プロセスの改善にも積極的に取り組んでいます。 -
02仕事のやりがいや面白さ
— 顧客のニーズを形にする
私は、顧客のニーズを形にするプロセスに大きなやりがいを感じています。特に、ゼロから素材を開発し、試行錯誤の末に顧客の期待を超える製品が完成したときの達成感は、今でも嬉しいものです。「自分の手で未来の素材を作っている」と実感できる瞬間が、この仕事の最も面白い部分かもしれません。
印象に残っているのは、ある建材大手企業と3年かけて取り組んだ新素材開発プロジェクトです。たくさんの何度も試行錯誤を重ねましたが、顧客も「課題をクリアしたい」という強い思いがあり、私たちも「納得できるものを作ろう」という気持ちで一丸となって取り組んだ結果、最終的に顧客のニーズを満たす素材を提供することができました。
3年という長期開発ができたのは、顧客の強い要望だけでなく、タカロクのスタンスも関係しています。「時間をかけてでもやり切ろう」と言ってくれる会社は、基礎研究を重視する企業か、中小企業で私のように自由にやらせてもらっているところぐらいしかないと思います。大きな企業になると、2年が経った時点で「続行するかしないか」と判断を迫られることも多いと思うんですよね。
だからこそ、タカロクのような規模感で自由に挑戦できる環境があることは大きな強みです。社長のお人柄も影響していると思いますが、ある意味、自由に任せてもらえる部分があるので、それが私にとってのやりがいにも直結していると感じます。 -
03仕事での苦労や課題
— 最適な素材を開発するため、試行錯誤の連続
開発の現場では、期待通りの成果がすぐに得られるわけではありません。特に、強度と軽さ、耐久性とコストなど、相反する要件を同時に満たす素材を開発するには、何度も試作と調整を繰り返す必要がありますが、この過程こそが開発の面白さであり、まさに「挑戦」だと感じています。たとえ失敗しても、それは決して終わりではなく、次の成功へのステップだと思い、また新たな試作に取り組みます。
だからこそ、今後一緒に働く方には「なんで?」という疑問を持ち、探究心を持って取り組んでほしいと思います。意見や結果をただ受け入れるのではなく、「なぜこうなったのか?」と考え、深掘りできる方ですね。
たとえば、試作機でうまくいったものが量産機になると期待通りにいかないことはよくあります。その際に、「何が違うのか」「なぜうまくいかなかったのか」を考え、次にどうすれば良いかを一緒に考えられる人と開発を進めたいですね。「うまくいきませんでした」で終わらせない、そういった姿勢を持つ方と一緒に成長していきたいです。 -
04社風
— 能動的な姿勢を引き出す、タカロクのオープンな社風
前職では社員数が3000〜4000人規模の会社で、社長と話す機会なんて年に1回あれば良い方でした。しかし、今では社長の村田と毎日のように話しています。電話で「今日は元気ないね」と言われることもあるくらいです(笑)こんなに近い距離感で働けるのは、ある意味すごい会社だなと思います。
タカロクでは、上下関係に縛られず、自由に意見を出し合える風通しの良さがあります。これは、社長の村田が自ら率先してその雰囲気を重視しているからだと感じています。
最近では、専門書の一部に執筆させてもらったり、講演をさせてもらったりしています。以前なら、そもそも本を書くこと自体がネガティブに捉えられていたかもしれませんが、タカロクでは「執筆に興味があれば、ぜひ書いてみたら」というスタンスです。この自由さが、やりがいにもキャリアアップにもつながっています。
さらに、社長が村田に代わってからは、採用に関しても現場視点を大切にしてくれるようになり、身をもって働きやすくなったと感じています。以前は、誰に聞けばいいのかわからないことも多くて困ることがありましたが、各分野の専門家が揃い、相談しやすい環境が整い、働く環境が格段に良くなったと感じています。現場の意見を尊重してもらえることが、本当にありがたいです。 -
05今後の目標
— 企業としても、個人としてもリサイクル技術で業界をリードする存在に
タカロクの強みは、やはりマテリアルリサイクルにあります。使用済みのプラスチックを再利用し、新たな樹脂として製品に活かす技術は、お客様との会話の中でもその強みを実感する場面が多いですね。実際、「髙六商事の名前は業界でよく耳にするよ」と言われることも増えてきました。
今後の目標は、さらにリサイクル技術を進化させ、業界全体でその存在を認められることです。プラスチック業界の未来を見据え、持続可能な社会に貢献する技術を開発していきたいですね。
そして、「プラスチックマテリアルリサイクルの技術といえば、タカロクの和田」と認知されるような存在になることが、私個人としての目標です。
私たち自身の成長にとどまらず、
プラスチック業界の未来を一緒に創り上げていく仲間を求めています。
タカロクでは、目の前の業務をこなすだけでなく、社員育成やプラスチックを通じた環境問題への取り組みに力を注ぎ、持続可能な社会の実現を目指しています。あなたのこれまでの経験やアイデアが、タカロクや業界の未来を切り拓く力になると信じています。私たちと一緒に、新たな挑戦をしませんか?
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